
明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスを2021シーズン途中まで率いたアンジェ・ポステコグルーは、セルティックで自身の哲学に根差すフットボールスタイルの定着させているようだ。
ポステゴグルーはオーストラリア代表をFIFAワールドカップ・ロシア大会出場へ導くと、2018シーズンから横浜F・マリノスを指揮。2019シーズンにJ1リーグ優勝を成し遂げるなど成功を収めると、昨年6月にセルティックの監督に就任。2021/22シーズン開幕当初は周囲から懐疑的な視線を向けられていたが、昨年10月以降は公式戦18試合でわずか1敗と好成績をマーク。スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)では首位レンジャーズから6ポイント差の2位につけている。
その中、イギリスメディア『スカイスポーツ』は今月14日、「リーグ戦1試合平均のパス本数」のデータを紹介。欧州のクラブにおいて、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティが680.2本で1位となっているが、セルティックが671.3本で2位にランクイン。マウリシオ・ポチェッティーノ監督率いるパリ・サンジェルマンが653.2本で3位となっており、その後にバイエルン・ミュンヘン、アヤックス、リバプールがつづいている。
なお、国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関である『CIESフットボール・オブザーバトリー』は昨年11月29日に「リーグ戦1試合平均のパス合計距離」を公表。11月中旬までのリーグ戦を参考にしたデータではあるが、セルティックは12.8kmで1位に輝いていた。J1リーグの舞台に爪痕を残したポステコグルー監督は、スコットランドでも確かな手腕を発揮している。
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