かつて明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでプレーしていたオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネク(27)が、セルビア・スーペルリーガ(セルビア1部)の強豪レッドスター・ベオグラードを退団した。10日、クラブが公式発表している。
同選手はブンデスリーガのVfBシュツットガルトや1860ミュンヘンをへて、2017年に横浜F・マリノスへ加入。横浜F・マリノスではセンターバックのレギュラーに定着していたが、2018年7月にレッドスター・ベオグラードへ完全移籍。2019年1月にサウジアラビア1部のアル・ヒラルに加入したものの、わずか半年でレッドスター・ベオグラードに復帰していた。
そんなデゲネクは、復帰1年目の2019/20シーズンにリーグ戦30試合中20試合で先発出場したほか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージ全6試合でフル出場。昨季もセンターバックの主力として活躍していたが、今季は新型コロナウイルス陽性による隔離もある中、ここまでリーグ戦21試合中わずか5試合の先発出場にとどまっていた。
その中、レッドスター・ベオグラードは10日、デゲネクと契約解除で合意に達したことを公式発表。デゲネク本人はSNSに背番号「5」のユニフォーム姿をアップすると「また、良い時にお会いしましょう。感動を、情熱を、夢を、叶えてくれてありがとう!」とファンにメッセージを残している。
なお、セルビアメディア『KURIR』は今月9日、オーストリア1部のLASKリンツがデゲネク獲得にむけて選手サイドとの交渉に当たっていると報じている。かつて横浜F・マリノスの守備陣をけん引していたデゲネクは、LASKリンツで元ガンバ大阪のFW中村敬斗(21)とチームメイトになるかもしれない。
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