かつて明治安田生命J1のガンバ大阪でプレーしていた韓国代表FWファン・ウィジョ(29)に、今冬移籍の可能性があるようだ。7日、フランスメディア『RMC Sport』が報じている。
同選手は2019年7月にガンバ大阪からジロンダン・ボルドーへ完全移籍すると、2019/20シーズンにリーグ戦32試合で先発出場して12ゴールをあげている。また、昨年7月にはU24韓国代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に出場。グループリーグ第3節・ホンジュラス戦でハットトリックを達成するなど鮮烈なパフォーマンスを発揮していた。
そんなファン・ウィジョは今季、足首の負傷で1カ月ほど戦列を離れていたものの、リーグ戦14試合に先発出場して6ゴール2アシストをマーク。ただ、チームはシーズン序盤から不振を極めると、今月7日開催のリーグアン第20節・オリンピック・マルセイユ戦で0-1と敗戦。2部自動降格圏の19位ロリアンとわずか1ポイント差の17位となっている。
その中、『RMC Sport』の報道によると、クラブ幹部は今冬の移籍ウィンドウでファン・ウィジョなど複数選手売却の方針を固めているとのこと。ボルドーは昨季終了後に深刻な財政難に陥る中、LOSCリールの元オーナーであるルクセンブルクの実業家がクラブを買収。くわえて、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、依然として財政面で問題を抱えているという。
なお、ファン・ウィジョの去就を巡っては、昨夏にサウサンプトンやボルフスブルクからの関心が伝えられていたほか、マルセイユが獲得オファーを提示。しかし、ボルドーがマルセイユとの交渉で移籍金1000万ユーロ(約13億3000万円)を求めたこともあり、破談に終わっていた。
そして、昨夏の移籍市場最終日には、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)のスポルティングCPが「移籍金1200万ユーロ(約15億6000万円)の支払い、カーボベルデ代表FWジョヴァネ・カブラウ(23)の譲渡」という条件でオァーを提示。ボルドーがこのオファーを受け入れると、選手サイドもスポルティングCP移籍を容認していたが、カブラウがボルドー移籍を拒否したため破談に終わっていた。
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