明治安田生命J1リーグの浦和レッズに所属する元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカー(27)には、これまで日本国内外の複数クラブからの関心が伝えられている。その中、アイントラハト・フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠(37)もユンカーに注目しているようだ。7日、デンマークメディア『bold』が伝えている。
ユンカーは昨年4月にエリテセリエン(ノルウェー1部)のFKボデ/グリムトから浦和レッズへ完全移籍。チームの得点源として周囲から信頼を寄せられる中、シーズン終盤にコンディション不良に悩まされたものの、リーグ戦15試合の先発出場で9ゴールをマーク。また、昨年12月19日に行われた天皇杯決勝・大分トリニータ戦ではスタメンに抜てきされると、後半途中までプレー。ゴールこそあげられなかったものの、浦和レッズの天皇杯優勝に大きく貢献している。
同選手の去就を巡っては、今夏の移籍ウィンドウでヴィッセル神戸が浦和レッズに対して移籍金3750万デンマーククローネ(約6億6000万円)によるオファーを提示していたものの、浦和レッズが却下したとデンマークメディアが報道。本人はデンマークメディアの取材に対して、浦和レッズとの契約延長を望んでいることを明かしていた。
また、ユンカーにはこれまで日本代表FW古橋亨梧(26)を擁するセルティックやリーグアンのナント、EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)の複数クラブなどが移籍先候補に挙がっていたほか、年明けにはセリエAのジェノアが再びリストアップしたと伝えられている。
その中、かつて浦和レッズでプレーしていた長谷部誠が『bold』のインタビューに対応。ユンカーの活躍について「何試合か見ましたけど、彼はスピードがあり、テクニックも本当に優れていますね。良いストライカーですよ。ブンデスリーガでも活躍できると思いますが、これからも私の所属していたクラブを助けてほしいですね」と語っている。
そして、日本人選手のデンマークサッカー界に対する印象を聞かれると「一概には言えませんが、多くの日本人選手がヨーロッパでプレーしたいと思っています。デンマークのリーグでいい成績を残せば、ドイツやイタリア、イングランドのクラブに移籍できますしね。だから、日本のサッカー選手はデンマークリーグに注目していますよ」とコメントを残した。
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