明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレは、北海道コンサドーレ札幌からタイ代表MFチャナティップ・ソングラシン(28)を獲得したと、日本国内の複数メディアが伝えている。その中、タイメディア『Khaosod』が7日、両クラブの取引内容について報じた。
チャナティップの去就を巡っては、これまでタイメディアが再三にわたり欧州挑戦の可能性を報道。しかし、チャナティップ本人は昨年7月にタイメディアの取材で年齢面で欧州クラブへの移籍が厳しいという見解を示していた。また、2021シーズン終了直後には同選手の残留が既定路線であると、日本国内の一部メディアが伝えていたが、今月7日になって川崎フロンターレ移籍がほぼ確実になったと報じられている。
その中、『Khaosod』はチャナティップの市場価値がおよそ6000万バーツ(約2億1000万円)であると主張。その上で、北海道コンサドーレ札幌との現行契約が2025年まで残っていたこともあり、川崎フロンターレから移籍金として1億バーツ(約3億5000万円)を受け取ることで合意に達したと伝えている。
川崎フロンターレは日本代表FW旗手怜央(24)をセルティックに放出。攻撃陣の新戦力として、ガンバ大阪に所属する元日本代表FW宇佐美貴史(29)の獲得に向かっていると伝えられていた。しかし、同選手がガンバ大阪残留を決断したことにより、ターゲットをチャナティップに切り替えたという見方が広まっている。
なお、チャナティップは2017年夏、タイ・リーグ1(タイ1部)のムアントン・ユナイテッドから北海道コンサドーレ札幌へ1年半のレンタルにより加入。2018シーズンにミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもとで主力としてチームをJ1リーグ4位に導くと、翌2019年に北海道コンサドーレ札幌へ完全移籍。2021シーズンは負傷による離脱期間こそあったものの、J1リーグで23試合に先発出場。攻撃陣の主力としてチームを支えていた。
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