日本代表・海外組 海外日本人選手

前田大然が人種差別被害に!ウィキペディアで悪質な書き込みが…

前田大然 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでプレーしていた日本代表FW前田大然(24)は、すでにアンジェ・ポステコグルー監督率いるセルティックへ期限付き移籍により加入している。その前田大然が早くも人種差別の被害に遭ったようだ。4日、英紙『デイリーレコード』が報じた。

 同紙の報道によると、ウィキペディアの前田大然を紹介するページで何者かが悪質な書き込みを行ったとのこと。フルネームで「Daizen Jap Hun Skelper Maeda」という偏見的な文言があったという。くわえて、「セルティックのライバルクラブであるレンジャーズに対して攻撃的な発言をした」という偽の情報が記載されていたが、今年1月2日時点で削除されている。

 前田大然はすでに渡英。今年1月1日にセルティック加入後初めてクラブ公式インタビューに応じ、セルティック加入の経緯やキャリアで2度目となる海外挑戦への意気込みを語っている。

 なお、前田大然は昨夏に横浜F・マリノスへ加入すると、今季はJ1リーグで33試合に先発出場し、23ゴールをマーク。昨年11月6日開催の第35節・FC東京戦ではハットトリックを達成する活躍を見せると、川崎フロンターレに所属する元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(32)とともにJ1リーグ得点王に輝いた。また、U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に臨むと3試合に途中出場したほか、昨年11月の代表ウィークではA代表にも招集されていた。