かつてセリエA(イタリア1部)のジェノアでプレーしていた元日本代表FW三浦知良(54)は、横浜FCを退団してJFL(日本フットボールリーグ)の鈴鹿ポイントゲッターズへ加入することがほぼ確実と伝えられている。そんな三浦知良の動向には、イタリアメディアも注目している。
三浦知良は京都パープルサンガ(現京都サンガ)やヴィッセル神戸などをへて、2005年7月に横浜FCへ加入。10シーズン以上にわたりチームを支えてきたものの、今季はJ1リーグで第3節・浦和レッズ戦の1試合のみの出場にとどまったほか、YBCルヴァンカップ・グループステージでは3試合で途中出場に終わっていた。
そんな三浦知良の去就を巡っては、本人が出場機会を求めてJFL所属のクラブへ移籍する可能性が噂される中、兄の三浦泰年氏が監督兼GM(ゼネラルマネージャー)を務める鈴鹿ポイントゲッターズや高知ユナイテッドやFC大阪、明治安田生命J2リーグのFC琉球、J3リーグのY.S.C.C横浜など計8クラブからオファーが届いたと報じられていた。
そして、年明けに三浦知良本人が日本国内メディアの取材に対して、鈴鹿ポイントゲッターズへの移籍を決断したことを明言。近日中にも公式発表される見通しとなっている。
その中、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は2日、「日本サッカー界のレジェンドは60歳までブーツを結び続けることを望んでいる」という見出しで、三浦知良の動向を紹介。鈴鹿ポイントゲッターズ移籍間近であることを伝えた上で「三浦知良の神話は止まらない。大阪でトレーニング中の彼は、60歳までプレーできると確信している」という見解を示している。
日本サッカー界の歴史に名を刻んでいる三浦知良だが、どうやらピッチに立ち続けることに対する情熱は55歳となった今もなお全く衰えていないようだ。
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