
明治安田生命J1リーグの清水エスパルスは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)へ降格したスポルチ・レシフェに対して、ブラジル人FWミカエル(22)の獲得オファーを再度提示したようだ。30日、ブラジル紙『O DIA』が伝えている。
同選手はスポルチ・レシフェの下部組織在籍時に2度レンタル移籍した後、昨年10月にトップチームへ昇格。昨季はリーグ戦で14試合に出場しているほか、トップチームのデビュー戦でゴール。そして今季はリーグ戦で22試合に先発出場したほか、先月には5試合でスタメン抜てきされると、4ゴール1アシストをマークしていた。
しかし、スポルチは先月28日開催の第35節・サンパウロ戦で敗れたことにより、2部降格が決定。ブラジルの複数メディアは、ミカエルをはじめ複数選手の引き留めが難しいと伝えている。
そんなミカエルの去就を巡っては、代理人は今年10月に日本と欧州のクラブからコンタクトがあったことや、すでに複数クラブのスカウト陣が公式戦の視察に訪れていることを明かしていた。くわえて、ブラジルメディア『BOLA VIP』は先月中旬、ポルトガルやアメリカ、それに韓国のクラブがミカエルの獲得を試みたものの失敗したと報じている。
また、今月に入ると、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアメリカ・ミネイロがミカエルの代理人にコンタクトをとっているほか、セアラーSCからの関心も伝えられている。
その中、清水エスパルスは「移籍金150万ドル(約1億7000万円)を支払って50%の保有権を取得する」という条件でミカエル獲得のオファーを提示していた模様。しかし、スポルチ・レシフェは「400万ユーロ(約5億2000万円)を受け取って80%の保有権を売却する」という条件でオファーを受け入れることを発表。清水エスパルスはスポルチ・レシフェの要求額が高額であると判断し、争奪戦から撤退したと今月23日に伝えられていた。
しかし、『O DIA』の報道によると、清水エスパルスはミカエル獲得を諦めていなかったとのこと。再オファーの内容として、最初は移籍金150万ドル(約1億7000万円)を支払って同選手の保有権の50%を取得。そして7ゴール到達時に50万ドル(約6000万円)を追加で支払うほか、12ゴールをマークした時には100万ドル(約1億2000万円)を支払ってして保有権の30%を取得するというオプションも盛り込まれているという。
また、スポルチは現時点で清水エスパルスに対して返事していないものの、『O DIA』は「スポルチは清水エスパルスからのオファーを断ることができない」と予想している。
ブラジル国内や欧州、アジアの多くのクラブから関心を寄せられていたミカエルだが、清水エスパルスが魅力的な内容でオファーを提示したことにより、年明けに争奪戦に終止符が打たれるかもしれない。
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