かつてレノファ山口でプレーしていたブラジル人FWイウリ(26)は、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)のポルティモネンセからカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のクラブへレンタル移籍することがほぼ確実になったようだ。22日、ブラジルメディア『Diario do Nordeste』が伝えている。
イウリは2019年7月にポルティモネンセへ加入したものの、出場機会に恵まれず昨年2月にレノファ山口へレンタル移籍。Jリーグ初挑戦ながらも24試合で先発メンバーに名を連ねて9ゴール4アシストをマーク。リーグ最下位に沈んだチーム状況とは裏腹に本来のパフォーマンスを取り戻していた。しかし、昨年12月上旬に家族の健康状態を理由にブラジルへ帰国すると、今年1月にレンタル期間満了によりレノファ山口を退団していた。
同選手は一度ポルティモネンセへ復帰したが、今年3月にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のセントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノ(CSA)へレンタル移籍。レノファ山口在籍時につづいて、今季もリーグ戦38試合中28試合に出場して10ゴール4アシストと結果を残していたが、CSAは5位でシーズンを終了。惜しくも1部昇格を逃していた。
そんなイウリには、ヴァスコ・ダ・ガマやコリチーバなどブラジル国内の複数クラブが関心を寄せていた。その中、セアラーSCは直近数日間にわたりポルティモネンセとの交渉を進めると、22日までに合意。他クラブとの争奪戦を制しており、今週中にイウリ獲得を公式発表するものとみられる。Jリーグの舞台で結果を残したユウリは、ブラジルでも着実にステップアップを図っているようだ。
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