明治安田生命J2リーグのザスパクサツ群馬は22日、「前代表取締役社長による経費不適切処理について」と題した声明を発表した。
クラブの発表によると、ザスパクサツ群馬の運営会社である株式会社ザスパの森統則前代表取締役社長が今年2月から9月にかけて、約20万円の会社経費について不適切な処理を行っていたことが判明。その経緯について「前代表取締役社長(以下、前社長)が経理担当に提出していた領収書に不審な点があり、社内外含めた用途の確認および本人への聴取で会議費について私的な飲食の事実を認めたことから、本件が発覚いたしました」
「その後、11月に本件に関する調査委員会を立ち上げ、本人への事実関係の聴取を含めた調査を進めておりました。先般、調査委員会より、前社長について会議費、交際費、交通費について私的利用等が認められた旨弊社取締役会にその報告がなされたことから、本件の公表に至りました」と説明している。
また、森統則氏に対する今後の対応については「既に会社から不適切処理を指摘された全額をクラブへ返済し、本人も認めて代表取締役社長を辞任している事、前社長がクラブ事業の発展的展開や職員らとのコミュニケーション作りの一環としての活動に付随して私的利用分の経費精算を行っていたものも含まれている事などから、今後更なる責任追及は行わないことといたします」と発表。
株式会社ザスパの赤堀洋現代表取締役社長は「このような事態を招いた事を猛省するとともに、ファン、サポーターの皆様、株主、パートナーの皆様方をはじめとする多くの関係者の皆様の信頼を裏切る結果となりましたこと、加えて、皆さまへのご報告に時間を要してしまいましたことを深くお詫び申し上げます」
「弊クラブでは、本件を厳粛に受け止め、コンプライアンス意識の徹底、社内チェック体制の強化などを行うことで、再発防止に努めます。日頃よりクラブを応援頂いている皆さまにおかれましては、多大なるご心配をお掛けしましたが、今後とも変わらぬご支援・ご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」とクラブ公式サイトを通じてサポーターやスポンサー等に謝罪を行っている。
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