明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスは16日、タイ代表DFティーラトン・ブンマタン(31)がタイ1部のブリーラム・ユナイテッドへ放出したことにより、一定額の移籍金を手に入れるようだ。21日、タイメディア『Thairath』が伝えている。
ティーラトンの去就を巡っては、理人がスュペル・リグ(トルコ1部)のガラタサライ移籍にむけて会談を行う可能性があると、先月下旬にタイメディアが報道。しかし、本人はタイメディアの取材に対して、数カ月前までトルコ移籍に関心があったことを認めた上で、引き続きJリーグでプレーする意思を示していた。
しかし、本人が15日夜にインスタグラムのストーリー機能で、背番号「5」のユニフォームを身にまとう大勢のサポーターの姿やアンジェ・ポステコグルー元監督とのツーショット写真、さらにはチームメイトとの集合写真など、横浜F・マリノスに関係する写真を次々と投稿。サポーターから同選手の退団を覚悟する声がSNSで上がると、横浜F・マリノスは翌日に同選手の退団を公式発表していた。
その中、ブリーラム・ユナイテッドの会長はタイ国内メディアのインタビューにおいて、ティーラトン獲得に要する移籍金が20万ドル(約2300万円)であることを明言している。また、『Thairath』の報道によると、同選手とは月給120万バーツ(約400万円)、1年間の契約期間延長オプション付きの3年契約を締結しているという。
なお、ブリーラム・ユナイテッドは今季のタイ・リーグ1(タイ1部)で30試合中15試合を消化した時点で、勝ち点32を獲得。バンコク・ユナイテッドと並んで首位に立っているものの、クラブはアレシャンドレ・ガマ監督を解任し、今季途中までタイ1部のサムットプラーカーン・シティFCで指揮を執っていた石井正忠氏を招へい。くわえて、今年8月までヴィッセル神戸でプレーしていたケニア代表FWアユブ・マシカ(29)の獲得も公式発表している。
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