
日本代表FW古橋亨梧(26)は今月19日、スコティッシュ・リーグカップ決勝・ハイバーニアン戦で2ゴールをあげる活躍を見せて、セルティックに今季初タイトルをもたらしている。加入1年目でひとつの偉業を成し遂げた古橋亨梧には、ヴィッセル神戸でチームメイトだった元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)や、かつてセルティックで活躍していた横浜FC所属の元日本代表MF中村俊輔(43)から祝福のメッセージが寄せられている。21日、スコットランド・グラスゴーの地元紙『THE SCOTSMAN』が伝えた。
古橋亨梧は今年7月に明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍。7月31日に行われた今季のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)開幕節・ハーツ戦でデビューすると、ここまで公式戦25試合に出場して16ゴール5アシストをマーク。中心選手としてチームをけん引するとともに、アンジェ・ポステコグルー監督から絶大な信頼を寄せられている。
ただ、同選手は今月9日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ最終節・レアル・ベティス戦でハムストリングを負傷。その後リーグ戦2試合を欠場したものの、スコティッシュ・リーグカップ決勝で復帰。先制ゴールを許した直後の52分にゴールネットを揺らすと、72分に勝ち越しゴールを奪取。見事ポステコグルー監督の期待に応えている。
古橋亨梧のリーグ杯決勝ゴールシーンはこちら(動画が表示されない場合はこちら)
そんな古橋亨梧には、セルティックのサポーターや地元メディアや数多くの称賛の言葉が寄せられている。その中、古橋亨梧本人は地元メディアの取材に応じると「日曜日にカップ戦で優勝した後、月曜日の朝一番にイニエスタさんと中村さんからお祝いのメッセージが届きましたね。おふたりが僕の成長を見てくれていることが嬉しいですし、僕にとって、とても意味のあることですね」と語っている。
また、かつて1997年から7シーズンにわたりセルティックに在籍して4度のリーグ制覇に貢献したヘンリク・ラーション氏と比較する声が上がっていることについては「とても驚いています。もちろん、あの偉大なヘンリク・ラーションと比較されて幸せですし、ストライカーなら誰でもそう思うでしょうね。ただ同時に、自分自身のやり方やスタイルで成長することに集中すればいいとも思っています」と喜びをあらわにするとともに、自分自身に集中する姿勢を見せた。
元イングランド代表GKジョー・ハート(34)らチームメイトからも絶大な信頼を寄せられている古橋亨梧は、これからもゴールを積み重ねることを目標に、目の前の試合に集中するはずだ。
コメントランキング