明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島は、10月末の城福浩監督の退任を発表している。そんなサンフレッチェ広島に所属しているブラジル人MFエゼキエウ(23)は、監督交代によるチーム内の変化や前監督とクラブ幹部の関係性を明かした。18日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
同選手は2017年にボタフォゴFRでプロデビューすると、スポルチ・レシフェやクルゼイロへのレンタル移籍をへて、昨年1月にサンフレッチェ広島へ完全移籍。Jリーグ初挑戦の昨季はリーグ戦で15試合の出場に終わったが、今季は開幕からコンスタントに出場機会を得ると、リーグ戦23試合でスタメンに抜てき。特に10月末の城福浩監督退任以降は、第34節・鹿島アントラーズ戦から最終節・徳島ヴォルティス戦まで5試合つづけて先発出場している。
そんなエゼキエウは現在、リオデジャネイロで休暇をとっている。その中、ブラジルメディアのインタビューにおいて、シーズン中盤まで時々ベンチスタートとなっていた理由として城福浩前監督がターンオーバーを積極的に採用していたことを挙げている。そして、クラブ幹部が前指揮官の起用法に対して不満を抱いていたことも明かしている。
また、同選手は監督交代そのものではなく、強化部による環境の変化がチーム全体に好影響をもたらしたことを告白。日本人のチームメイトが以前よりもやりやすさを感じているという。
なお、『グローボ』の報道によると、サンフレッチェ広島とエゼキエウの現行契約は来季終了後までとなっている。かつてボルシア・ドルトムントやバイエル・レバークーゼンを率いていたミヒャエル・スキッべ氏を新監督に迎え入れるなど、クラブが欧州路線への転換を図る中、エゼキエウをはじめ選手たちの間でどのような変化が生まれるのか注目が集まる。
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