
明治安田生命J1リーグの浦和レッズを率いるリカルド・ロドリゲス監督は、昨季まで徳島ヴォルティスを指揮していた。そんなリカルド・ロドリゲスは、古巣クラブのJ2リーグ降格を悲しんだことを明かしている。18日、スペイン紙『アス』が伝えている。
同氏は2017年に徳島ヴォルティスの指揮官に就任すると、緻密なポジショニングを基本とした戦術を浸透させることに成功。2019シーズンはあと一歩のところでJ1昇格を逃したが、昨季はJ2リーグで25勝9分8敗、勝ち点84を獲得。J2優勝、J1昇格を置き土産にシーズン終了後に徳島ヴォルティスを離れると、浦和レッズの監督に就任している。
その徳島ヴォルティスは今季からダニエル・ポヤトス氏がチームを率いていたが、チームは8月中旬からおよそ1カ月間にわたりリーグ戦6連敗を喫するなど、シーズン後半に失速。湘南ベルマーレや清水エスパルスなどとJ1残留争いを繰り広げる中、第37節・湘南ベルマーレ戦で1-0と勝利していたが、今月4日開催の最終節・サンフレッチェ広島戦で敗戦。1年でのJ2降格が決まった。
リカルド・ロドリゲス氏は『アス』のロングインタビューで徳島ヴォルティスのJ2降格について聞かれると「すごく傷ついたね。ダニ・ポヤトスとは個人的に面識がなく、対戦した時もあまり話をしなかった。ただ、我々が勝っても、相手が素晴らしい試合をしていたことは覚えているね」
「私自身4年間在籍していたわけだし、ロッカールームで徳島ヴォルティスが降格したと知ったときは、とても残念で悲しかった。社長のため、スポーツディレクターのため、コーチングスタッフのため、選手のため……。帰宅した後、ファンの前で社長が泣いているのを見たとき、私は泣き崩れたよ。こういうことを話すと興奮してしまうが、きっとまたJ1に戻ってくるだろう」と語った。
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