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PSVアイントホーフェンに所属する日本代表MF堂安律(23)は、ブンデスリーガやプレミアリーグからの関心が伝えられているが、今季途中での移籍は考慮していないようだ。15日、オランダ紙『ED』が伝えている。
同選手は昨季終了後にアルミニア・ビーレフェルトでのレンタル期間を終えてPSVに復帰。アイントラハト・フランクフルトやマインツ、ボルフスブルク、フライブルクなどドイツ国内の複数クラブからの関心が伝えられていたものの、PSVが600万ユーロ(約7億8000万円)以上の移籍金を要求。正式なオファーは届かず、PSVで今季開幕を迎えていた。
そんな堂安律は、先月の日本代表チーム合流直後にひざを負傷してしばらく戦列を離れていたが、今月4日開催のELグループステージ第4節・モナコ戦で復帰。7日のエールディビジ第12節・フォルトゥナ戦ではゴールをあげると、今月の代表ウィーク明けに行われた第13節・フィテッセ戦から公式戦5試合つづけてスタメンに抜てき。今月12日開催の第16節・NEC戦では90分間ベンチから戦況を見つめていたが、15日のKNVBカップ(オランダ国内カップ戦)では2ゴールをあげる活躍でチームを勝利に導いている。
堂安律には依然としてバイエル・レバークーゼンやフランクフルトが関心を寄せているほか、先月にはイタリアメディア『カルチョメルカート』がサウサンプトンを移籍先候補に挙げている。その中、本人はオランダ国内メディアのインタビューで「来年1月に移籍? いやいや。もちろん、ここに残りますよ。僕はPSVのことに集中していますし、出場時間が長くて幸せです」と語っている。
また、NEC戦で出場機会がなかったことについては「NECとの試合でもプレーしたかったですけど、他の選手にもチャンスがあることは理解しています。僕個人としては、このクラブでポジションをつかむために競争を続けないといけないですね」とコメント。これまでと変わらずチーム内での競争に向き合う姿勢を見せている。ブンデスリーガや東京五輪での経験をへて、さらなる成長を遂げている堂安律は、PSVでの現状に一定の手応えを感じているのかもしれない。
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