カマタマーレ讃岐は6日、今季の明治安田生命J3リーグの全日程を終了したことをうけて「2021シーズンの戦いを終えて・代表からのご挨拶」と題した声明を発表した。
カマタマーレ讃岐は今季、開幕から5連敗を喫した後、5月1日開催の第7節・アスルクラロ沼津戦で今季初勝利をマーク。その後も苦戦を強いられると、9月19日開催の第19節・アスルクラロ沼津戦を最後に勝利から見放されてシーズンを終了。28試合で勝ち点21、最下位という結果に終わった。
その中、株式会社カマタマーレ讃岐の池内秀樹代表取締役社長は「日頃より、カマタマーレ讃岐を応援いたただきありがとうございます。12/5(日)、シーズン最終戦、アウェイでの福島ユナイテッドFCとの対戦を1-1の引分けで終えました。4勝9分15敗、勝点21、最終順位は15位、最下位となりました。苦しい戦いが続く中、最後までたくさんの皆様に応援いただきましたこと、心より感謝いたします。そして、みなさまのご期待を大きく裏切ってしまったこと、心よりお詫びいたします」
「3年計画の2年目、昇格目標を掲げながらの最下位、このことをJ2からJ3へ降格した2018シーズン以上に厳しい事態であると受けとめております。選手、監督、コーチ、そしてフロントスタッフは、よりよい結果を求めて精一杯努力してくれました。これらをきちんとした結果に残せなかったのは、ひとえに経営トップの組織運営の稚拙さに原因があると考えております」
「目標に向かってやるべきことを有言実行できていたのか、それを実現するためにクラブのメンバー一人ひとりときちんと向き合えていたのか、メンバー一人ひとりの成長に意を用いることなく単にチーム、クラブの目標だけを掲げていたのではないか。すべて深く反省しております」
「組織を構成するメンバー一人ひとりの成長なくして、組織の成長はないことを心に刻み、メンバーが成長できる環境を整え、仕組みをつくることを経営の最優先課題としてやっていきます。人が成長すれば結果は必ずついてくると信じています」
「ただ、環境、仕組みを整えるだけでは、目標は達成できません。メンバー一人ひとりが成長に必要な学びの姿勢、挑戦する気持ち、具体的な行動をとらない限り、目標達成はなしえません。J3最下位から這い上がるために、自分はなにをすべきか、メンバー一人ひとりが自分ごととして考え、行動できる組織にしていきます」
「遠く福島のアウェイの地で、大旗を振って、太鼓を鳴らし、ユニフォームを着て、力の限り手を叩き応援くださった皆さま、テレビの前で90分間同じ想いで戦い、応援くださった皆さま、皆さまの想いに必ず応えられるクラブになります。2022シーズン、カマタマーレ讃岐にこれまでと変わらない応援とご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます」
「最後に、コロナ禍において医療の最前線で戦ってくださっている医療従事者の皆さま、皆さまの毎日の勇気、献身により、私たちはサッカーを仕事として続けることができています。心より感謝いたします」とクラブ公式サイトをを通じてサポーターやスポンサー等にメッセージを送っている。
なお、カマタマーレ讃岐は9月12日の第18節・ヴァンラーレ八戸戦において、出場した4選手がトップスポンサーである『エンメ株式会社』のロゴが掲出されていないユニフォームを着用していたことで波紋を呼んでいた。
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