Jリーグ 徳島ヴォルティス

徳島バケンガが残留熱望!?インスタで決意語る「この美しいチームを再び…」

ムシャガ・バケンガ 写真提供: Gettyimages

 徳島ヴォルティスは4日、明治安田生命J1リーグ最終節・サンフレッチェ広島戦で2-4と敗れ、J2降格が決まった。その中、今年8月に徳島ヴォルティスへ加入した元ノルウェー代表FWムシャガ・バケンガ(29)が来季にむけての意気込みを語っている。

 バケンガはオッドBKの一員として、昨季につづいて今季もエリテセリエン(ノルウェー1部)で2桁ゴールをマークすると、今年8月6日に徳島ヴォルティスへの完全移籍が正式決定。ビザの関係もあり入国が遅れたが、9月上旬にチームに合流すると、9月18日開催の第29節・名古屋グランパス戦でデビュー。以降、J1リーグでは第36節・FC東京戦をのぞき全試合でピッチに立っていた。

 ただ、徳島ヴォルティスは8月中旬からおよそ1カ月間にわたりリーグ戦6連敗を喫するなど、シーズン後半に失速。湘南ベルマーレや清水エスパルスなどとJ1残留争いを繰り広げる中、第37節・湘南ベルマーレ戦で1-0と勝利していたが、サンフレッチェ広島戦で敗戦。1年でのJ2降格が決まっている。

 その中、バケンガは5日夜にインスタグラムを更新。徳島ヴォルティスのユニフォームを身にまとう自身の姿をアップするとともに「まず初めに皆様サポートありがとうございます! 愛情、ご支援、街中でサポーターの方々と出会った思い出はここに来た初日から素晴らしいものでありました」

 「残念ながら目標達成への手助けは出来ませんでした。物事がこのように終わってしまったことと自分の貢献度に関しては非常に大きな悲しみを感じています。怪我もあって先週はとても難しいものでしたが、オフの期間を使ってしっかりと治したいと思います。来シーズン強くなって戻ること、この美しいチームを再び上げるため年間通じてベストな自分でいることに対し誰よりも強い気持ちでいます」とサポーターにむけて日本語でメッセージを送っている。

 なお、バケンガは来日後の隔離期間を利用して、オンラインで日本語のレッスンを受けていることをSNSを通じて明かしていたほか、SNS上で「初めまして、僕はムシャガです。よろしくお願いします」と日本語でサポーターに挨拶をしたことが反響を呼んでいた。

 また、ノルウェーメディア『TAsporten』は今年8月、徳島ヴォルティスがオッドBKの取引内容について、移籍金が400万クローネ(約5000万円)であるほか、今季J1リーグ残留を果たした場合には徳島ヴォルティスが追加で100万クローネ(約1200万円)を支払うという条項が盛り込まれていると伝えていた。