中村憲剛、審判員勇退の村上伸次と家本政明に労い「共に試合を作る同士だと…」

　今季限りで国内トップリーグを担当する審判員から退くことになった村上伸次氏と家本政明氏には、Jリーグファンから数多くの称賛や労いの言葉が届いている。その中、かつて川崎フロンターレでプレーしていた中村憲剛氏もメッセージを送った。

　現在52歳の村上伸次氏は、2002年に1級審判員の資格を取得すると、2003年からJリーグ公式戦で笛を吹いていた。また、2008年にはJFAとスペシャルレフリー（現プロフェッショナルレフェリー）の契約を結ぶと、今シーズンまで600試合を担当していたが、今季限りで国内トップリーグを担当する審判員から退くことが決まった。

　また、家本政明氏は2002年からJリーグ公式戦での審判員を担当。今年7月18日には駅前不動産スタジアムで第20節・サガン鳥栖対名古屋グランパスで主審を務め、リーグ戦での通算出場試合数が「503」に到達。これにより、これまで吉田寿光氏が持っていたJリーグ担当審判員のリーグ戦通算最多出場記録を塗り替えていた中、勇退が決まっている。

　そんな中、今月4日の明治安田生命J1リーグ最終節では、村上伸次氏は豊田スタジアムで名古屋グランパス対浦和レッズの主審を担当。家本政明氏は日産スタジアムで行われた横浜F・マリノス対川崎フロンターレで笛を吹いていた。

　現役時代に川崎フロンターレの一員として、ピッチ上で両氏とコミュニケーションをとった経験を持つ中村憲剛氏は、4日夜にSNSを更新。「お二人とは付き合いが長かったので思い出は数えきれないほど。常にコミュニケーションをとり続けてくれるお二人とは『共に試合を作る』同士だと思ってプレーしてきました。共に同じ時代を過ごした戦友として本当にお疲れ様と伝えたいです！！」と投稿し、村上伸次氏と家本政明氏へ労いの言葉をかけている。