
明治安田生命Jリーグ2021シーズンは残すところ数試合。未だ現状の順位に満足せず上を目指そうと精を出すクラブがいる一方で、来シーズンを見据えた選手の入れ替えを着々と行うクラブも少なくない。クラブ公式サイトを通じては、すでに多くの象徴的な選手たちの退団が発表されている。
そんな中、今シーズンは「長らく所属したクラブを支えた外国人選手たち」が退団する傾向が目に付く。時代の変遷とちょっとした淋しさを覚えずにはいられない。ここでは「正直退団が惜しまれる外国人Jリーガー」についてご紹介したい。

ジェイ・ボスロイド(北海道コンサドーレ札幌)
Jリーグ屈指の長身FWが今シーズン退団を決断した。イングランドの名門アーセナルの下部組織育ちのジェイ・ボスロイドは、これまでイングランドやイタリア、タイなど様々な国でのプレー経験を持つ異色のストライカーだ。日本では北海道コンサドーレ札幌の他に、ジュビロ磐田でもプレーを果たした。
190cmという長身を使いこなしたストロングヘッダーは、Jリーグにおいて右に出る者はおらずペナルティエリア内での決定力にも定評があり、39歳という年齢ながらもまだまだプレーできる印象だ。
クラブ公式発表によれば、退団の理由は家庭の事情とのこと。今後は現役続行するか引退をするか家族と相談しながら決断するとされている。

ガブリエル・シャビエル(名古屋グランパス)
名古屋グランパスを支える魔法使いにも退団の噂が流れている。ガブリエル・シャビエルは2017年から名古屋グランパスに期限付き移籍で加入してたちまち存在感を発揮。加入年の2017年のJ1昇格に貢献すると、これまでチームの司令塔として攻撃における重要職を担った。
ドリブル、パス、テクニック、すべて高い能力を持つガブリエル・シャビエルは相手ディフェンダーからすれば非常に厄介な存在になるほど脅威的なミッドフィルダーである。また主戦場であるトップ下だけでなく、フォワードやウイングとしても輝ける点も使い勝手のある選手と言えるだろう。
そんなガブリエル・シャビエルは今シーズンここまでJ1リーグでわずか10試合の先発出場にとどまっていた他、YBCルヴァンカップ決勝セレッソ大阪戦でも出番がなかった。『REVISTA COLORADA』の報道によれば、名古屋グランパスが契約延長のオファーを提示したものの、選手サイドがこれを拒否したことから今冬移籍がほぼ確実とされている。

トーマス・デン(浦和レッズ)
阿部勇樹、槙野智章、宇賀神友弥。浦和レッズでは痛みの伴う構造改革が行われる中、トーマス・デンも契約満了に伴い今シーズン限りでの退団が決定した。トーマス・デンは2020年にメルボルン・ビクトリーから加入し、浦和レッズのディフェンスラインを牽引した。
日本人顔負けの身体能力や、センターバック・右サイドバックの両方を使いこなせるユーティリティ性の高さが評価され、24歳という若さも将来性も加味すると非常に楽しみな選手の1人である。
しかし今シーズンは怪我の影響もあり出場機会が激減。また夏に加入したアレクサンダー・ショルツの台頭もあり、浦和レッズは来シーズンのさらなる飛躍のためにディフェンスラインの血の入れ替えを始めた。
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