ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデン(STVV)を退団した韓国人FWイ・スンウ(23)には、Jリーグやメジャーリーグサッカー(MLS)などからの関心が伝えられている。その中、新たに東南アジアのクラブが同選手の移籍先候補にあがっているようだ。26日、韓国メディア『Sportal Korea』が伝えている。
バルセロナの下部組織出身であるイ・スンウは、バルセロナでトップチーム昇格を果たすことなく、2017年8月にエラス・ベローナへ完全移籍。そして2019年8月にSTVVへ完全移籍したものの、加入1年目からリーグ戦4試合の出場にとどまるなど、厳しい立場に置かれていた。そして今年2月にはプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のポルティモネンセへ期限付き移籍。昨季終了後にSTVVへ復帰したものの、今季は公式戦での出場がなく、今月23日に来年6月まで残っていた契約を解除して退団している。
そんなイ・スンウの去就を巡っては、JリーグやMLSにくわえて、スイスや中東のクラブも興味を示していると伝えていた。その中、ベトナム1部のハノイFCも同選手の獲得に向かう可能性があるとのこと。韓国人のパク・チュンギュン監督率いるハノイFCは韓国人2名の獲得を検討しており、そのうち1名がイ・スンウであるという。
一方、Kリーグ1(韓国1部)の全北現代や蔚山現代、水原三星の幹部はイ・スンウへの関心がないことを明言している模様。STVV在籍時の年俸が80万ユーロ(約1億300万円)とKリーグクラブにとって高額である上、およそ1年間にわたり公式戦でほとんどプレーしていないことから、同選手のKリーグ移籍は厳しいという見方が広まっている。
かつて日本代表MF久保建英(20)と比較され、“韓国のメッシ”と異名をとったイ・スンウの動向に引き続き注目が集まる。
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