日本代表・海外組 海外日本人選手

中島翔哉所属ポルティモネンセ好調の要因は?とあるデータで国内1位・欧州5位に

中島翔哉 写真提供:Gettyimages

 日本代表GK中村航輔(26)やMF中島翔哉(27)らを擁するポルティモネンセは、とあるデータでプリメイラリーガ(ポルトガル1部)で1位の数値を叩き出しているようだ。15日、国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関である『CIESフットボール・オブザーバトリー』が明らかにしている。

 ポルティモネンセは今シーズン序盤から元浦和レッズのブラジル人MFエヴェルトン(28)をはじめ複数の負傷離脱者を抱える中、第11節終了時点で勝ち点17を獲得。強豪のポルトやベンフィカ、スポルティングCPからは大きく引き離されているものの、6位と健闘している。また、先月3日には敵地でベンフィカ相手に1-0と大金星をあげ、周囲の関心を集めていた。

 その中、『CIESフットボール・オブザーバトリー』は、「時速25.2 km/h以上のスプリントによる平均走行距離」を公表。今月9日時点でポルティモネンセは1.99kmであり、プリメイラリーガトップとなっている。

 また、欧州のリーグ全体でみると、プレミアリーグのリーズ・ユナイテッドが2.23kmで1位となっており、スイス・スーパーリーグ(スイス1部)の強豪ヤングボーイズ、エールディビジ(オランダ1部)のSCカンブール、EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のボーンマスが2km以上の平均走行距離をマーク。ポルティモネンセとラ・リーガのアスレティック・ビルバオが1.99kmと全体5位の数値を残している。

 なお、中島翔哉は今月1日開催の第10節・SCブラガ戦で前半途中からピッチに立つと、相手の最終ラインの裏のスペースを突くなど、オフ・ザ・ボールでの動きを繰り返したことにより周囲からの評価を高めている。そんな中島翔哉の戦線復帰により、ポルティモネンセの調子はさらに上向くかもしれない。