
明治安田生命J1リーグのガンバ大阪に所属する韓国代表DFキム・ヨングォン(31)は、今季終了後にKリーグ1(韓国1部)の蔚山現代へ移籍する可能性が高いようだ。15日、韓国の通信社『聯合ニュース』が報じている。
キム・ヨングォンはFC東京、大宮アルディージャに在籍した後、2012年7月に中国スーパーリーグの広州恒大(広州FC)へ加入。広州恒大では、5度にわたるリーグ制覇や2度のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝を成し遂げた。そして、2019年1月にガンバ大阪へ加入すると、昨季まで守備陣の主力として活躍。今季は7月中旬開催のJ1リーグ第21節・アビスパ福岡戦以降は再びリーグ戦でレギュラーを張っていたが、先月下旬から負傷により戦列を離れている。
そんなキム・ヨングォンの去就を巡っては、今季終了後に契約満了を迎える中、ガンバ大阪が契約延長の打診を行ったとのこと。しかし、蔚山現代を率いるホン・ミョンボ監督が同選手に対してコンタクトをとっているほか、韓国のクラブ関係者が『聯合ニュース』の取材に対して同選手への興味を明かしたという。
また、蔚山現代と選手サイドの交渉は最終段階に入っており、今後数週間以内に同選手の去就に決着がつく模様。さらに、蔚山現代に所属するオランダ人DFデイブ・ブルタイス(31)が今季限りでの退団に向かっており、ブルタイスの後釜としてキム・ヨングォンの獲得に向かっているようだ。
なお、キム・ヨングォンは2012年、ホン・ミョンボ率いるU23韓国代表の一員としてロンドン五輪での銅メダル獲得に貢献。両者は2014年開催のFIFAワールドカップ・ブラジル大会の舞台でもともに仕事をしていた。
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