内田篤人につづき闘莉王も！「コーナー1本もないっておかしい」とセットプレー問題指摘

　日本代表は16日深夜にFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のオマーン戦に臨む。その日本代表がベトナム戦の試合内容で批判に晒される中、田中マルクス闘莉王氏は14日、自身の公式YouTubeチャンネルを通じて今の日本代表に足りないことを語った。

　日本代表はカタールW杯アジア最終予選で2勝2敗と苦戦を強いられる中、11日に敵地でベトナム代表と対戦。前半17分にFW伊東純也（28）のゴールで先制したものの追加点を奪えず、終盤にはオープンな展開となる中、1-0と勝利。ただ、攻撃陣のクオリティに改善が見られなかった点をはじめ、ここまでの日本代表の戦いぶりに対して不満の声が上がっている。

　その中、かつて日本代表の一員として南アフリカW杯に臨んだ実績を持つ闘莉王氏は、代表チームの置かれている状況について「森保体制には、現時点で内容のことを考えている余裕がないと思います」と言及。

　その上で「結果を出さなきゃいけないという状況の中でも、バロメーターになるのがセットプレー。（ベトナム戦では）先にボールへ頭を出しているのが1回くらいしかなかったですね。そういうところも磨いていかなきゃいけない」

　「相手に『セットプレー与えられた嫌だな』と思わせる日本にもう一回戻さないといけない。（ベトナム戦の）前半でコーナーキック1本もないっておかしいでしょ。これじゃ話にならない」とセットプレーの重要性に触れるとともに、ベトナム戦での出来の悪さを指摘している。

　なお、闘莉王氏と同じく、かつて日本代表で活躍していた内田篤人氏も、DAZNの番組内で「最近直接フリーキックがない。それって結構問題だと思います」とセットプレーに関して日本代表が抱えている問題に言及していた。