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久保裕也にMLSクラブ退団の噂!高額年俸がネックと現地報道

ニュルンベルク在籍時の久保裕也 写真提供:Gettyimages

 メジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティに所属する元日本代表MF久保裕也(27)は、今季限りで退団する可能性があるようだ。3日、アメリカ・シンシナティの地元メディア『Cincinnati MAGAZINE』が伝えている。

 久保裕也はジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKAAゲントやブンデスリーガのニュルンベルクなどでプレーした後、昨年1月にFCシンシナティへ加入。昨季はトップ下やウイングなど攻撃的なポジションでの起用が続いていたが、今季はヤープ・スタム前監督のもとで一時ボランチに転向していた。

 しかし、9月末にスタム監督が解任されると、同選手はタイロン・マーシャル暫定監督のもと再び攻撃的なポジションで起用されていたが、先月9日開催のフィラデルフィア・ユニオン戦で負傷。リーグ戦3試合を欠場した後、先月28日のナッシュビルSC戦で復帰している。

 一方、FCシンシナティは最終節のみを残す中、イースタン・カンファレンスで4勝8分21敗と大きく負け越しており、勝ち点20の最下位に沈んでいる。また、先月にFCシンシナティのジェネラルマネージャー(GM)に就任したクリス・オルブライト氏は、今季終了後に久保裕也をはじめ高額年俸を受け取っている3選手の放出を検討しているものの、獲得に名乗りをあげるクラブが現れない可能性があるとのことだ。

 なお、久保裕也とFCシンシナティの現行契約は来年12月までとなっているほか、基本給として109万ドル(約1億2000万円)を受け取っている。昨季終了後にクラブ首脳陣がボランチの補強を行わなかったこともあり、チーム内でも最も優れたボランチとして結果を残している。それだけに、FCシンシナティとしては同選手の去就に関して難しい判断を迫られそうだ。