明治安田生命J1リーグの浦和レッズは27日、天皇杯準々決勝でガンバ大阪と対戦し、2-0と勝利した。ガンバ大阪のホーム・パナソニックスタジアム吹田で行われた一戦では、アウェイゴール裏の光景が話題になっているが、浦和レッズの選手たちのメンタルに好影響を与えていたようだ。
パナソニックスタジアム吹田はガンバ大阪のクラブカラーにちなんで、スタジアム全体が青色の座席で埋まっている。ところが、この一戦ではアウェイゴール裏(下層3階部分)やバックスタンドの一部エリアが赤色に染まり、上層5階部分に「PRIDE OF URAWA」と書かれた横断幕が掲出されるなど、ホームゲームさながらの雰囲気が演出されていた。
そしてサポーターからの力強い後押しを受けた浦和レッズは、前半10分に元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカー(27)のゴールで先制すると、前半終了間際にMF関根貴大(26)が追加点をマーク。GK西川周作(35)のスーパーセーブ連発もあり、ガンバ大阪の強力な攻撃陣相手に得点を許さず、2-0で勝利。見事準決勝進出を決めている。
この浦和サポーターの“ホームジャック”はSNS上で反響を呼んでいたが、浦和レッズの西野努TD(テクニカルディレクター)も反応している。同TDは試合後に自身のツイッターアカウントで「ウォームアップでグランドに出た選手たちから『うぉっ スゴ』という声が聞こえてきた。赤く染まったスタンドは、血湧き肉躍らせてくれた。みんなお疲れ様でした」と投稿。これには、「サポーターの本気度よ」、「本当に最高」、「この一体感」とサポーターが作り上げた雰囲気を称えるコメントが数多く寄せられている。
なお、浦和レッズは12月12日開催予定の天皇杯・準決勝でセレッソ大阪と対戦することが決まっている。また、セレッソ大阪戦で勝利した場合には、川崎フロンターレ対大分トリニータの勝者とタイトルをかけて新国立競技場で激突する。
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