明治安田生命J1リーグ第33節・横浜FC対徳島ヴォルティスが16日にニッパツ三ツ沢球技場で開催されたが、両クラブの一部サポーターが「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に違反する行為をとったことが問題視されている。
J1リーグ残留争いを演じる両クラブの顔合わせとなった一戦では、キックオフからわずか6分後にMF松尾佑介(24)のゴールで横浜FCが先制。その後、横浜FCのFWサウロ・ミネイロ(24)が2ゴールをあげた一方、徳島ヴォルティスのMF岩尾憲(33)もゴールネットを揺らし、3-1と横浜FCが2点リードで前半が終了する。
後半に入ると、徳島ヴォルティスが攻勢を強め、FW垣田裕暉(24)の2ゴールにより同点に追いつく。しかし、垣田裕暉が2点目をあげた直後にDF高木友也(23)のゴールで横浜FCが再びリードを奪うと、後半アディショナルタイムの90+2分にFW渡邉千真(35)がダメ押しゴールを奪い、5-3で試合終了。横浜FCが貴重な勝ち点3を手に入れている。
ただ、この試合では、後半にU24ドイツ代表GKスベンド・ブローダーセン(24)がボールに触れる時に徳島ヴォルティスサポーターに陣取るゴール裏からブーイングが起こると、一部の横浜FCサポーターもブーイングをしている。また、後半途中には声出しの行為を注意するアナウンスが行われている。
日本政府は先月末をもって新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を全面解除しているが、Jリーグ公式戦は現在でも新型コロナウイルス対策に基づいて策定されたガイドラインのもとで行われている。それだけに両クラブには、この試合でガイドラインに違反する行為をとった当該人物に対して厳正な処分を科すことが求められる。
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