明治安田生命J1リーグの横浜FCはリーグ戦残り7試合となる中、し烈なJ1残留争いを繰り広げている。その中、横浜FCのポルトガル語通訳がSNSにアップした動画が反響を呼んでいる。
横浜FCは今シーズン序盤から黒星が先行すると、4月に下平隆宏監督を解任。それでも負の連鎖はとまらず、6月までリーグ戦でわずか1勝にとどまっていた。しかし、今夏の移籍ウィンドウでFC東京に所属していたMFアルトゥール・シルバ(26)やブラジル人DFガブリエウ(26)、U24ドイツ代表GKスベンド・ブローダーセン(24)など外国籍選手を次々と獲得。この大型補強もあり、第31節終了時点で勝ち点を22まで積み上げており、J1リーグ残留圏の16位徳島ヴォルティスまで7ポイント差に迫っている。
その中、横浜FCでポルトガル語の通訳を務める源ガブリエルさんが15日に自身のSNSアカウントを更新。「ロッカールームでの1コマ」として試合前にブラジル人FWフェリペ・ヴィゼウ(24)がチームメイトを鼓舞する動画をアップしている。
この動画では、ヴィゼウが身振り手振りを交えながら自らの言葉で仲間に熱量を伝えている。そして同選手の発した言葉を源ガブリエルさんが「今日の試合はピッチで戦うこと、これが大事になってくる。最初から最後まで僕たちの心をピッチ表現する。自分の人生をかけてこの試合を戦う。そして新しい歴史のページを開く。自分たち次第よ本当に。相手が110走るならば、こっちは210走らなければいけない。俺らは結果を出さないといけない!」と訳している。
これには、横浜FCのサポーターから「これで今季途中加入の選手か」、「ヴィゼウ、熱いなぁ」とヴィゼウに対する称賛の言葉が寄せられている。くわえて源ガブリエルさんにも「通訳技術が凄まじい」、「さすがプロフェッショナル」などとコメントが寄せられているほか、「これが最下位のチームか?」、「めちゃ熱くて良いロッカールーム」と驚きの声も上がっている。
なお、横浜FCは16日にJ1残留争いのライバルである徳島ヴォルティスとの直接対決に臨む。シーズン後半戦になってチーム状況が改善されつつある中、ヴィゼウをはじめとする助っ人には、この重要な一戦でもチームを勝利に導くためのパフォーマンスが期待される。
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