ギリシャの強豪PAOKテッサロニキに所属する元日本代表MF香川真司(32)は、今冬Jリーグ復帰の可能性が高まっているかもしれない。15日、ギリシャメディア『ノバ・スポーツ』が報じている。
香川真司は今夏メジャーリーグサッカー(MLS)への移籍が噂される中、PAOKに残留すると、今年8月に行われたUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)の予選3試合に出場。しかし、先月12日に行われたギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)開幕節・PASヤニナ戦で先発出場した際、60分に迎えた決定機でシュートを外すと、直後の61分に途中交代。PAOKは格下相手に0-1と敗れ、試合後には現地メディアが香川真司のパフォーマンスに厳しい評価を下していた。
その後、香川真司は引き続き全体トレーニングに参加しているものの、ここまで全試合でメンバー外に。また、ギリシャ国内の複数メディアは、選手サイドとPAOKの契約は来年6月まで残っているものの、クラブは今冬にも同選手の後釜確保に向かうと報道。また、香川真司の新天地について「ヨーロッパで興味を示しているクラブがない」と伝えた上で、JリーグやMLSを候補にあげていた。
しかし、『ノバ・スポーツ』の報道によると、すでにJリーグの複数クラブが同選手の獲得に興味を示しているとのこと。また、選手サイドもPAOKで構想外となっている現状を踏まえて、Jリーグ復帰の可能性について検討を重ねているようだ。
なお、香川真司については、今月はじめにラズバン・ルチェスク監督が「彼の振る舞いに何も不満はない。トレーニングで良い動きを見せているし、素晴らしい選手だ」と語っていた。ただ、PAOKには現在香川真司を含めて6人の外国籍選手が在籍。外国人枠の兼ね合いで同選手がメンバー外となる状況が続いている。
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