カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のクルゼイロは、今年2月にブラジル人DFカカ(22)を明治安田生命J1リーグの徳島ヴォルティスへ放出しているが、今冬の移籍ウィンドウでも有望株をJリーグクラブへ売却する可能性があるようだ。
ブラジルメディア『DEUS ME DIBRE』が14日に伝えたところによると、クルゼイロに所属するFWチアゴ(20)にJリーグ移籍の噂があるとのこと。身長188cmをほこるチアゴは、昨年1月にクルゼイロの下部組織からトップチームへ昇格。昨季はプロ1年目ながらリーグ戦で18試合に出場すると、今季はここまで17試合に出場して3ゴール1アシストをマーク。先発では8試合の出場にとどまっているものの、スーパーサブとして結果を残している。
同選手はクルゼイロとの契約を2023年12月まで残しているが、クルゼイロにはすでにJリーグクラブから「150万ドル(約1億7000万円)を支払って80%の保有権を取得する」という内容のオファーが届いている。しかし、クルゼイロはチアゴの保有権100%を譲渡する代わりに移籍金として300万ドル(約3億4000万円)を求めている模様。また、オファーを提示したJリーグクラブは現時点で明らかになっていないという。
なお、クルゼイロは現在深刻な財政難に直面しており、給与の支払いが遅れているとのこと。徳島ヴォルティスへ移籍したカカも、給与等の支払いを求めて訴訟を起こしていただけに、クルゼイロとしては有望株を放出してより高額の移籍金を得たいのかもしれない。
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