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冨安健洋活躍の余波が…アーセナルにスペイン代表DFの居場所なしと現地予想

冨安健洋 写真提供: Gettyimages

 アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋(22)は、加入からわずか2カ月間で右サイドバックのレギュラーに定着している。この冨安健洋の活躍もあり、スペイン代表DFエクトル・ベジェリン(26)はレアル・ベティスへ完全移籍により加入する可能性が高いようだ。13日、イギリスメディア『talkSPORT』が報じている。

 冨安健洋は今夏にボローニャからアーセナルへ完全移籍。先月7日開催のFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・中国戦から中3日という過密スケジュールのもと、プレミアリーグ第4節・ノリッジ・シティ戦で先発メンバーに名を連ねてデビュー。右サイドバックで安定感抜群のパフォーマンスを発揮すると、その後はトッテナム・ホットスパーとのダービーマッチをはじめここまでリーグ戦全3試合フル出場している。

 一方、ベジェリンはバルセロナの下部組織でキャリアをスタートさせると、2012年夏にアーセナルへ加入。その後、ワトフォードへのレンタル移籍をへて2014年夏にトップチーム昇格すると、アーセン・ベンゲル元監督のもとで右サイドバックのレギュラーに定着していた。しかし、選手サイドがアーセナルからの契約延長オファーを拒否すると、今夏にレアル・ベティスへ1年レンタルにより加入。新天地ではここまでラ・リーガ4試合でフル出場するなど、右サイドバックの定位置をつかんでいる。

 そんなベジェリンは先日のスペインメディアのインタビューでアーセナル復帰に消極的であることを明かしていたとのこと。これを受けて、『talkSPORT』もミケル・アルテタ監督が冨安健洋のパフォーマンスに満足していることに加えて、右サイドバックのポジションで同選手以外のオプションもあることから、ベジェリンがアーセナルに復帰する可能性は低いと予想している。

 プレミアリーグの舞台で空中戦でのデュエル成功率の高さをはじめ、対人戦での強さを発揮している冨安健洋。アーセナルのサポーターからの期待を背負う同選手が、ベジェリンの居場所をなくしたと言っても良いかもしれない。