FW鈴木優磨(25)は今夏移籍が噂されていたものの、複数クラブからのオファーを拒否してシント=トロイデンVV(STVV)に残留している。その中、ベルギーメディア『WALFOOT』は13日、同選手にジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の3クラブがコンタクトをとっていたと報じた。
鈴木優磨の去就を巡っては、昨季終了後の時点で10以上のクラブが関心を寄せていたものの、同選手はセリエAへの移籍を熱望。そのため、ヘルタ・ベルリンやベルギー国内の強豪アンデルレヒト、クラブ・ブルージュ、スュペル・リグ(トルコ1部)の強豪フェネルバフチェからのオファーを拒否。また、スペインやスコットランドから届いたオファーについても受け入れない姿勢を見せていた。
また、8月末にはセリエAのカリアリがアルゼンチン代表FWジョバンニ・シメオネ(26)の後釜候補に鈴木優磨ら複数選手をリストアップしていると伝えられていたが、選手サイドとカリアリが合意に至ることはなかった。くわえて、移籍市場最終日の8月31日には、東京五輪の日本代表DF板倉滉(24)を擁する2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のシャルケへ移籍が実現しなかったほか、EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のノッティンガム・フォレストからの打診も却下し、STVV残留に至っている。
『WALFOOT』の報道によると、鈴木優磨はアンデルレヒトのクラブ施設を訪問したものの、ベルギー国外への移籍を望んでいたため、オファーを拒否。また、クラブ・ブルージュも選手サイドとの交渉を行っていたが、最終的にはターゲットを変更してアストン・ビラからブラジル人FWウェズレイ(24)を1年レンタルにより獲得している。
くわえて、ヴィッセル神戸でプレーした過去を持つMF森岡亮太(30)を擁するシャルルロワSCも移籍ウィンドウ閉鎖直前に鈴木優磨の獲得を狙ったものの、失敗に終わっていたとのことだ。
なお、鈴木優磨にはノッティンガム・フォレストが依然として関心を寄せており、今冬の移籍ウィンドウに移籍金400万ポンド(約6億円)を用意して再び獲得に動く可能性が伝えられている。また、STVVのデビッド・ミーカーズ会長はベルギーメディアの取材に応じた際、同選手を来夏までに放出する可能性を示唆している。
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