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冨安健洋がプレミア今節苦戦も…アーセナルOBが「うまくやれる」と期待する理由とは…

冨安健洋(写真左) 写真提供: Gettyimages

 アーセナルの日本代表DF冨安健洋(22)は2日、プレミアリーグ第7節・ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン戦にフル出場したものの、チームは0-0のドロー終わった。現地のテレビ局『スカイスポーツ』で解説を務めたアーセナルOBのアラン・スミス氏は、冨安健洋にとって厳しい試合になったものの、今後の活躍を期待するコメントを残している。

 冨安健洋は先月のFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・中国戦から中3日で迎えたプレミアリーグ第4節・ノリッジ・シティ戦で先発メンバーに名を連ねてデビュー。右サイドバックで安定感抜群のパフォーマンスを発揮すると、その後のバーンリー戦やトッテナム・ホットスパーとのダービーマッチではフル出場していた。

 しかし、今節のブライトン戦では、U24スペイン代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に出場したDFマルク・ククレジャ(23)の前に苦戦。右サイドでのマッチアップで突破を許したり、自らのボールロストからショートカウンターを受けるなど、直近3試合とは異なり低調なパフォーマンスを露呈している。

 その中、1987年から5シーズン以上にわたりアーセナルでプレーしていたスミス氏は「ククレジャはトミヤスに対して恐ろしい時間を与えていた。特に前半はそうだったね」と冨安健洋にとって難しい試合になったという見解を披露。

 つづけて「他国からやって来た選手にとっての難しさを我々はあまり考慮していない。それにここはプレミアリーグであり、競争レベルやインテンシティという点で世界で最もタフなリーグだ。だが、彼は(プレミアリーグで)これからうまくやっていけると思っている。この試合でも終盤に本来のクオリティを取り戻したし、それ以上のものをこれまでも発揮してきているからね」と語った。