アイントラハト・フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠(37)は、先月30日開催のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節・ロイヤル・アントワープ戦につづき、3日に控えるブンデスリーガ第7節・バイエルン・ミュンヘン戦でも先発出場する可能性があるようだ。2日、ドイツ紙『FAZ』が伝えている。
長谷部誠はオリバー・グラスナー新監督のもとでブンデスリーガ開幕から2試合は出場したものの、8月28日の第3節・ビーレフェルト戦以降の公式戦で出番がなかった。しかし、周囲から長谷部誠を起用しない指揮官の采配に対する批判が噴出。チームが今季未勝利という厳しい状況の中で迎えたELアントワープ戦で久々に先発出場すると、リベロ(3バックの中央のポジション)で本来のパフォーマンスを発揮してチームを勝利に導いていた。
ドイツ国内メディアが長谷部誠に対する称賛の言葉を並べる中、『FAZ』はグラスナー監督がバイエルン戦でも3バックシステムを採用すると予想。また、同選手はアントワープ戦で後半途中に負傷交代していたが、コンディションに問題がないことからこの試合でも先発メンバーに名を連ねるものとみられる。
一方、日本代表MF鎌田大地(25)は今季ここまでトップ下でレギュラーに定着していたが、先月25日開催のブンデスリーガ第6節・ケルン戦とELアントワープ戦でベンチスタートとなっていた。しかし、バイエルン戦では「3-4-1-2」のシステムにおける2トップの背後のポジションで先発出場することが予想されている。
副キャプテンを務める長谷部誠は、ELアントワープ戦で改めてピッチ上でも必要不可欠な戦力であることを証明した。欧州屈指のストライカーであるポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(33)とマッチアップする長谷部誠の姿を日本国内のサッカーファンは待ち望んでいるはずだ。
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