RCDマヨルカに在籍している日本代表MF久保建英(20)は、2019年夏に明治安田生命J1リーグのFC東京からレアル・マドリードへ完全移籍していた。スペインメディア『El Confidencial』は22日、このレアル・マドリード移籍時の取引内容を伝えている。
バルセロナの下部組織出身である久保建英は2019年夏にレアル・マドリードへ加入した後、RCDマヨルカやビジャレアルへの武者修行していた。そして今年1月には半年間のレンタル移籍によりヘタフェへ加入。ヘタフェではリーグ戦で18試合に出場したが、レギュラー奪取には至っていなかった。
そして久保建英は昨季終了後にレアル・マドリードへ一旦復帰。ただ、レアル・ソシエダやエールディビジ(オランダ1部)の強豪アヤックスなど複数クラブが関心を寄せると、東京五輪男子サッカー競技の全日程終了直後にRCDマヨルカへの再レンタルが正式に決まっている。
そんな久保建英について、『El Confidencial』はレアル・マドリードが同選手獲得の際、FC東京に対して移籍金200万ユーロ(約2億6000万円)を支払っていたと報道。また、レアル・マドリードはこれまで複数回にわたるレンタル放出により500万ユーロ(約6億5000万円)近くを回収したという。くわえて、同選手の年俸について、『El Confidencial』は税抜きで150万ユーロ(約1億9000万円)だと伝えている。
なお、レアル・マドリードは2、3年後に久保建英をトップチームの構想に入れることを考慮していることもあり、選手サイドと協議した上で今夏の移籍期間にアヤックスからのオファーを拒否したことが明らかになっている。
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