
明治安田生命J1リーグ第32節のFC東京対名古屋グランパスでは、FC東京に所属するブラジル人FWレアンドロ(28)が対戦相手であるDF中谷進之介(25)に対して「肘打ち」を見舞ったことが波紋を呼んでいる。その中、当事者である中谷進之介がSNSを通じて自身の思いを綴った。
この一戦では、1-1で迎えた81分、味方からのパスを受けた中谷進之介が前線にロングフィードを送った際、レアンドロから右ひじを顔面にぶつけられている。このシーンに対してVAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)が介入すると、レアンドロに対してレッドカードが提示されている。
また、レアンドロは過去のJリーグ公式戦でも複数回にわたり、相手選手の顔面に肘をぶつける行為を及んでおり、SNS上でJリーグファンから批判の声が上がっている。そして中谷進之介も試合後の会見でレアンドロに対して複数試合の出場停止処分を求めるなど怒りをあらわにしていた。
その中、中谷進之介は23日に自身のSNSアカウントを更新。「名古屋ファミリーの皆様そしてJリーグを愛する皆様へ 本日病院に検査に行き顔の骨に異常はありませんでした。傷はあるのでそこがよくなることが最優先ですね。家族からも言われましたがあと少し内側でしたら肘が目に直撃だったのでホッとしています」と顔面骨折と診断されなかったことを報告。
そして「昨日の会見に関して賛否両論あると思います。問題を表面化せず時間が解決するのを待つのが日本の社会。発言することで発言者が不利になるのでみんな意見を言わなくなる。昨日に関しては波風をたたせず、事に触れないという選択はできませんでした」
「例えば、競り合い時に肘が当たってしまう。フットボールをしていたら起こりうる事です。今までの試合で僕も当ててしまったことはあると思います。ただ選手も故意か故意じゃないかはわかる。誇りあるJリーグを作り上げるために、もう一度リスペクトの気持ちと共に進んでいくべきだと感じています」と投稿した。
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