
アーセナルはスペイン代表DFエクトル・ベジェリンがすでに退団の意向を示している中、後釜としてアトレティコ・マドリードのイングランド代表DFキーラン・トリッピアーの獲得に動くかもしれない。19日、スペイン紙『アス』が報じている。
現在30歳のトリッピアーは、2019年夏にトッテナム・ホットスパーからアトレティコ・マドリードへ完全移籍により加入。2019/20シーズンは公式戦31試合で先発出場するなどディエゴ・シメオネ監督からの信頼を勝ちとっていた。そして昨季は賭博に関する規定違反で10週間の出場停止処分が科されたものの、右サイドバックのレギュラーとして公式戦35試合で先発出場。2013/14シーズン以来となるリーグ優勝に大きく貢献。そして今月15日に行われたラ・リーガ2021/22シーズン開幕節・セルタ戦では後半途中から出場していた。
同選手はアトレティコ・マドリードとの契約を2023年6月まで残しているが、以前からイギリスへの帰国を望んでいるとのこと。また、以前にマンチェスター・ユナイテッド移籍の可能性が取りざたされたが、噂は立ち消えとなっている。
一方、アーセナルとの契約を2023年6月まで残すベジェリンは今夏退団を望んでおり、クラブからの契約延長オファーを拒否。また、ベジェリンにはマンチェスター・ユナイテッドやアトレティコ・マドリード、インテルなど複数クラブが関心を寄せている。
アーセナルは右サイドバックを本職とするベジェリンの後釜候補にトリッピアーの獲得に向かう可能性がある模様。ただ、アトレティコ・マドリードとトリッピアーの現行契約には6000万ユーロ(約77億円)の契約解除条項が盛り込まれているほか、アトレティコは契約解除金満額を受け取る場合のみ放出に応じるようだ。
なお、アーセナルはすでにブライトンからイングランド代表DFベン・ホワイトを獲得しているほか、レアル・マドリードからノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールを完全移籍により再び獲得することがほぼ確実となっている。
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