チェルシーのスペイン人DFマルコス・アロンソは今夏退団を望んでいるが、セリエA復帰に向けた動きに進展がないようだ。24日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
現在30歳のアロンソは、2016年夏にフィオレンティーナからチェルシーへ完全移籍により加入。移籍1年目からリーグ戦30試合で先発出場するなど、アントニオ・コンテ元監督のもとで左サイドでレギュラーに定着してプレミアリーグ制覇に大きく貢献。2018/19シーズンにはUEFAヨーロッパリーグ優勝を果たしたが、2020/21シーズンはプレミアリーグでわずか11試合の先発出場にとどまっており、イタリア代表DFエメルソン・パルミエリとともに放出候補に含まれている。
イタリアメディアの報道によると、アロンソはチェルシーとの契約を2023年6月まで残しているが、本人はすでにチェルシー退団の意向を固めているとのこと。また、同選手にはインテルがパリ・サンジェルマンへ移籍したモロッコ代表DFアクラフ・ハキミの後釜候補として関心を寄せている。
インテルは財政難もあり、アロンソを買い取りオプション付きの1年レンタルで獲得することを目指している。しかし、チェルシーは少なくとも1500万ユーロ(約19億円)の移籍金を求めており、現時点では具体的な動きがないようだ。
なお、アロンソにはローマも興味を示していたが、すでにカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のパルメイラスに所属するウルグアイ代表DFマティアス・ビニャの獲得に向かっており、選手サイドとの個人合意を取り付けたと伝えられている。
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