吉田麻也の東京五輪有観客開催の再検討要望に堂安律も反応「これが選手達の意見」

　東京五輪の日本代表DF吉田麻也は、17日に行われたスペインU24代表との強化試合後に有観客での開催を再検討するように求めるコメントを残しているが、MF堂安律も無観客での開催に対する心境を明かした。

　東京五輪は1年おくれて開催されるが、周囲からは新型コロナウイルス感染拡大を懸念する声が上がっており、開催への機運は高まっていないのが現状だ。また、東京五輪・パラリンピック組織員会は東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県で行われる競技を無観客で開催することをすでに発表。くわえて今月9日深夜には札幌市内で開催される競歩、マラソン競技や札幌ドームで開催予定のサッカー競技も無観客で行うことが正式に決まっている。

　その中、東京五輪に臨むサッカー日本代表は17日にノエビアスタジアム神戸でスペイン代表との強化試合を行っているが、試合後に吉田麻也が「真剣にもう一度検討していただきたいと心から思っています」とコメントを残したことが大きな話題となっている。

　これを受けて、堂安律は自身のSNSを更新。東京五輪の無観客開催について「昨日マヤくん（吉田麻也）がオリンピック無観客について伝えてくれた事に被せてなんですが、これが選手達の意見です。僕達選手は観客のパワーを信じているし皆さんと共に喜びを分かち合いたい。 ただもちろん僕達アスリートは今の難しい状況を理解しているつもりですし苦しい状況を改善させたい気持ちは同じです」と思いを綴っている。