ユベントスはバルセロナのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチの獲得に向かう場合、1選手を交渉材料に盛り込む可能性があるようだ。17日、スペイン紙『スポルト』が報じている。
ピアニッチはバルセロナと年俸650万ユーロ(約8億5000万円)による契約を2024年6月まで残しているが、2021/22シーズンの構想から外れている。また、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの契約延長を行うのに多額の資金を要することもあり、クラブ首脳陣はピアニッチの他にフランス代表DFサミュエル・ユムティティやブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンらを放出候補に含めている。
同選手の去就を巡っては、チェルシーやトッテナム・ホットスパーが動向を注視していると今月に入ってイギリスメディアが報道。くわえてユベントスやインテルがレンタルでの獲得に向かっていると伝えられているが、高額年俸が移籍への大きな障壁となっているという。
その中、ユベントスはウェールズ代表MFアーロン・ラムジーをトレード要員としてバルセロナに放出することを望んでいる模様。ラムジーは、2018/19シーズン終了後に契約満了によりアーセナルを退団してユベントスへ加入。しかし、移籍1年目からコンディションが整わず公式戦14試合の先発出場にとどまると、2020/21シーズンもセリエAで13試合の先発出場に終わっていた。
ラムジーはユベントスとの契約を2023年6月まで残しており、現在年俸700万ユーロ(約9億3000万円)を受け取っている。また、ラムジーはアーセナルへの復帰が噂されているが、現時点では正式なオファーが届いていない。
なお、ユベントスはイタリア代表の一員としてEURO2020に出場したMFマヌエル・ロカテッリの獲得にむけて、サッスオーロと交渉を行っている。ロカテッリ獲得が失敗に終わった場合には、ピアニッチにターゲットを切り替える可能性があるが、いずれにしても年俸面の問題を解決することが求められる。
コメントランキング