明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスは18日、アンジェ・ポステコグルーの後任として、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)前監督のケビン・マスカット氏を招へいしたと公式発表している。
横浜F・マリノスは2018年にオーストラリア人のポステコグルー監督を招へい。Jリーグでの1年目こそ残留争いに巻き込まれて12位に終わったものの、2019シーズンにJ1リーグを優勝。今季はすでにYBCルヴァンカップと天皇杯で敗退しているが、J1リーグでは勝ち点46を獲得。首位の川崎フロンターレと12ポイント差ではあるが、2位につけている。
その中、ポステコグルーは先月10日に横浜F・マリノスの指揮官を退任し、スコットランド1部の強豪セルティックの監督に就任。スポーツクラブ・アカデミーグループダイレクターの松永英機氏が暫定的に指揮を執っていたが、シーズン後半戦ではマスカット氏が監督を務めることになった。
マスカット氏はAリーグ(オーストラリア1部)のメルボルン・ビクトリーでポステコグルー監督のもとコーチを務めていた過去を持つ。また、2013年にはポステコグルーがオーストラリア代表監督に就任したことに伴い、メルボルン・ビクトリーの指揮官に昇格。5シーズン以上にわたりクラブを率いると、昨夏にはジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)の監督に就任していたが、成績不振により昨年12月に解任されていた。
同氏は横浜F・マリノスの監督就任について「日本で最も成功しているサッカークラブのひとつである横浜F・マリノスの監督に、就任することができとても光栄です。まずは、この機会を与えてくれたクラブに心より感謝すると同時に、アジアで最も競争力のあるJリーグで、新たな挑戦ができることをとても楽しみにしています。自分たちの目標を達成するために、アンジェ ポステコグルー前監督が築き上げたものにさらに積み上げ、今シーズン力強く走り抜けられるよう力を尽くしたいと思います。特別なことを成し遂げるためのハードワークを共にする選手、スタッフと会えることを心待ちにしています」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。
コメントランキング