大分トリニータは17日、湘南ベルマーレからMF梅崎司を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「27」を着用する。
大分下部組織出身の梅崎は2005年にトップチーム昇格を果たすと、グルノーブル(フランス)、浦和レッズを経て、2018年から湘南でプレー。加入初年度から明治安田生命J1リーグ29試合に出場するなど、主力選手として活躍を続けたが、昨季はリーグ戦2試合の出場のみ。今季もここまで2試合の出場にとどまっていた。
14年ぶりに古巣へ帰還する梅崎は大分の公式サイトを通じて、クラブへの感謝と意気込みを語っている。
「湘南ベルマーレから完全移籍で加入しました梅崎司です。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、クラブの経営状態が決して良い状況ではないにも関わらず、僕を必要としてくれたクラブに感謝していますし、育ててもらったクラブに14年ぶりに帰ってくることが出来、本当に本当に嬉しいです。『ただいま、大分』」
「でも、今回の移籍は単に古巣に帰って来ることができたという喜びだけではありません。今、チームが苦しい状況の中、もう一度片野坂監督が作り上げた魅力的なサッカーをチームメイトと共に見せていきたい、一体感あるプレー、躍動感あるプレーを見せて、何としてもJ1に残留するという使命感に駆られていますし、そういった大きな決意をもって移籍してきました。大分トリニータに関わる皆さんと一致団結して、この困難に立ち向かうために僕自身全力でチャレンジし、貢献することをお約束します。熱いサポートよろしくお願いします」
また、3年半在籍した湘南のサポーターに向けて、感謝の言葉と移籍を決断した理由を述べている。
「湘南ベルマーレを愛する皆さま、梅崎司は大分トリニータに完全移籍します。『共に進もう、共に叫ぼう』という後押しが僕にピッタリで、いつも力になっていましたし、皆さんと共にかなり実現できたと僕は思っています。ベルマーレで共に歓び、進み、叫んだ日々が僕の中での成長に繋げてくれたし、幸せでした。大きな財産です。本当にありがとうございました」
「もっともっと皆さんと大きな歓びを共有したかったのも本音ですし、ベルマーレからも素晴らしいオファーをいただきましたが、僕はまだまだ全力でプレーしたいし、挑戦したいし、成長したいし、ピッチで魅せたい。愛する湘南ベルマーレに関わる皆さんと離れることは悲しい決断ですが、湘南ベルマーレでプレーできたこと、ルヴァン杯の優勝をはじめ、皆さんと一緒に多くの歓び、感動を味わえたことに変わりはありません。またピッチでお会いできる日を楽しみにしていますし、その時に負けないよう、限りある現役生活を精一杯努力します。3年半、本当にありがとうございました」
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