バルセロナのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは、日本国内での人種差別問題で物議を醸している。その中、同選手にプレミアリーグ方面から関心が寄せられているようだ。9日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。
現在30歳のグリーズマンは2019年夏にプレシーズンマッチで日本を訪れた際、フランス代表FWウスマン・デンベレとともにホテルで日本人への差別発言を行っており、今月はじめにSNS上で動画が拡散。両選手は自身のSNSアカウントに謝罪のコメントを投稿しているが、多くのファンや関係者などから反発は収まりの気配を見せていない。
また、今月6日にはバルセロナと協力関係を築いている楽天グループの三木谷浩史会長兼社長も差別発言をした2選手やバルセロナに抗議する姿勢を打ち出している。くわえて、株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、遊戯王コンテンツでグリーズマンとのアンバサダー契約を解除したことを公式発表している。
グリーズマン本人は三木谷氏に対して個人的に謝罪を行っているが、現地メディアの報道によると、今回の一件を踏まえてバルセロナは2024年6月まで契約を残す同選手を放出候補に含めたとのことだ。
その中、マンチェスター・シティがグリーズマンの獲得に興味を示している模様。すでにジョゼップ・グアルディオラ監督がグリーズマン本人に連絡をとっているようだ。マンチェスター・シティはアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが契約満了により退団。くわえてブラジル代表FWガブリエル・ジェズスの去就も不透明となっていることから、前線の新戦力獲得に動くものとみられる。
なお、グリーズマンは2019年夏にアトレティコ・マドリードからバルセロナへ加入。2020/21シーズンは公式戦44試合に先発出場して19ゴール12アシストをあげている。
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