
デンマーク(グループB:2位)
準決勝までの道のり
- グループステージ1節:フィンランド:0-1:⚫
- グループステージ2節:ベルギー:1-2:⚫
- グループステージ3節:ロシア:1-4:◯
- ラウンド16:ウェールズ:0-4:◯
- 準々決勝:チェコ:1-2:◯
最悪の立ち上がりでグループステージ敗退が濃厚と見られたデンマークだが、第3節のロシア戦で大勝しBグループ2位で決勝トーナメントに駒を進めた。そこからの快進撃はウェールズ、チェコを玉砕するに値しロンドンに乗り込むことに成功した。29年ぶりのベスト4進出を果たしたデンマークは今歓喜に包まれている。
絶対的存在であるMFクリスティアン・エリクセンの思わぬアクシデントによって(グループステージ第1節フィンランド戦中に意識を失って倒れ入院手術、現在は退院)戦意そのものが失われかけたデンマークだったが、そこからチームは一体感を増幅させむしろチームのパフォーマンスを向上させた。後がなかったグループステージ第3節では縦に早いボール展開から幾度となく相手ゴールを脅かし、最高のボール配球ができるエリクセン抜きでも十分戦えることを証明した。特に3点目となるDFアンドレアス・クリステンセンのロングショットは、様々な想いがこみ上げる涙なしには語れないゴールとなった。
エリクセンがいなくともデンマークには優秀なMFが名を連ねている。今大会5試合に先発出場した、トーマス・デラネイ、ピエール・エミール・ホイビュアの2人がデンマークの心臓として機能しており、精度の高いボール捌きや中盤でのハードワークでチームへ貢献している。次なる相手はイングランド。一筋縄ではいかない相手をどのように攻略するのか注目が集まる。

イングランド(グループD組:1位)
準決勝までの道のり
- グループステージ1節:クロアチア:1-0:◯
- グループステージ2節:スコットランド:0-0:△
- グループステージ3節:チェコ:0-1:◯
- ラウンド16:ドイツ:2-0:◯
- 準々決勝:ウクライナ:0-4:◯
グループステージは順当に首位突破となったイングランド。一方で3試合で2ゴールと得点力不足が囁かれており、懐疑的な見解を示す識者も多かった。絶対的エースであるFWハリー・ケインにはゴールが生まれず、昨今の移籍騒動が影響してコンディションを落としているのではないかと非難され、目標として掲げる優勝は本当に大丈夫なのかと不安を煽るメディアも多かったが、決勝トーナメント以降は安定した戦いぶりで危なげなくベスト4へ進出を決めた。ラウンド16、準々決勝の2試合で3ゴールを決めたケインへの風当たりは弱まり、残りの試合はすべてウェンブリーで行うことをアドバンテージに初のユーロ制覇に向けたカウントダウンが始まった格好だ。
今大会のイングランドの強さは守備面にあり、ここまで5試合での失点数は今大会参加国唯一の「0」。ジョン・ストーンズ、ハリー・マグワイアのマンチェスターが誇るディフェンダーで構成される守備ラインは相手に決定的な仕事をさせていない。またその前にはデクラン・ライスとカルバン・フィリップスの2ボランチが存在し、プレミアリーグ屈指のボールハント能力でイングランドに安定感をもたらしている。好調の理由はここにも隠れていると考える。
次なる相手はデンマークだが、実は2020年に開催されたUEFAネーションズリーグでは0-1で痛恨の敗戦を喫している。それも舞台は同じウェンブリーだ。今回はそのリベンジマッチとして手堅く勝利といきたい。
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