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「自分以外に目を向けている事が…」C大阪の新井直人が出場機会減少での心境明かす

セレッソ大阪 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪に所属するDF新井直人は、出場機会を増やせない中で自身のSNSアカウントに長文のメッセージを残しているが、これがサポーターの間で反響を呼んでいるようだ。

 東京都出身の新井直人は新潟経営大学をへて2019年にアルビレックス新潟に入団。加入1年目から主力として公式戦30試合で先発メンバーに名を連ねると、昨季はシーズン終盤に負傷離脱したものの、22試合で先発出場。確かな成長を遂げたことにより、昨年12月にセレッソ大阪へ完全移籍により加入していた。

 しかし、同選手は新天地で迎えた今季、第4節・横浜FC戦でJ1リーグデビューを飾ると、4月6日に行われた第8節・横浜F・マリノス戦で初めて先発メンバーに名を連ねていた。しかし、レヴィー・クルピ監督のもとで出場機会には恵まれておらず、ここまでリーグ戦5試合の出場にとどまっているほか、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区のグループステージでもここまで出番がない状況となっている。

 その中、新井直人本人はSNSを更新。「今年の自分はなにか今までの自分でいれていないなって思うことが増えた。たぶん自分以外に目を向けている事が増えてたと思うから。忘れていた訳ではないけど、どこか自分の心への向き合い方、積み上げてきたものを見失っていたと思う」

 「どんな時も自分がブレずにピッチの内外で工夫し今できることをコツコツと向き合い続けたからこそ結果的に新潟で練習生からチャンスを掴むことができたし、自分のある程度イメージしたより早くこのステージに来れたとも思ってる。結果を出したいと思うのは当たり前だけど、掴む為にはそれ以上にプロセスやメンタリティ、積み重ねはもっと重要だということ。aclでタイに来て少し怪我をしてしまったけれど、この半年を振り返る時間はポジティブだと思ったから載せます」とコメントを掲載。セレッソ大阪やアルビレックス新潟のサポーターが同選手を応援するメッセージを寄せている。

 J1リーグ初挑戦で多くの悩みや苦労を抱える中、シーズン後半戦で出場機会をつかむきっかけをつかみたいところだ。