ワールドカップ タイ代表

タイ代表、西野朗監督の去就は未定か!W杯2次予選敗退で解任濃厚と現地報道も…

西野朗 写真提供:GettyImages

 FIFAワールドカップ・カタール大会の2次予選で敗退したタイ代表の西野朗監督は、解任の噂が取りざたされていた。しかし、タイメディア『SMM SPORT』は今後の監督人事について現時点では決定事項がないと1日に報じている。

 タイ代表は先月のUAEにおけるW杯2次予選残り試合の集中開催で、格下であるインドネシア相手にドロー。その後、UAE戦とマレーシア戦で黒星。北海道コンサドーレ札幌のMFチャナティップ・ソングラシンや横浜F・マリノスのDFティーラトン・ブンマタンを欠いたこともあり、首位UAEから9ポイント差をつけられた4位に終わり、2次予選で敗退となっていた。

 その後、タイ国内の大手メディア『サイアムスポーツ』は、西野朗監督がW杯2次予選終了後に日本へ帰国して以降、タイサッカー協会(FAT)の幹部が本人との連絡をとることができていないと報道。また、タイ国内から今回の結果に対する批判の声が巻き起こっていることを踏まえて、同監督の契約解除に踏み切ると伝えていた。

 しかし、『SMM SPORT』の報道によると、FAT幹部はあくまでも西野朗監督のタイに戻るタイミングを待つ考えでいる模様。そして同監督や代表チームのコーチングスタッフを交えた総括を行った上で、監督人事に関する決定を下す方針を固めているようだ。

 なお、西野朗氏はFIFAワールドカップ・ロシア大会で日本代表をベスト16に導いた後、日本代表監督を退任。019年7月にU-23チームと兼任する形でタイ代表指揮官に就任すると、昨年1月にはFATと2022年1月までの新契約を結んでいた。