明治安田生命J1リーグの清水エスパルスに昨季在籍していたブラジル人GKネト・ヴォルピは、ウルグアイ1部の強豪CAペニャロールへの加入間近に迫っているようだ。21日、アメリカメディア『ESPN』が報じている。
ネトは昨年1月にコロンビアのアメリカ・デ・カリから完全移籍で清水エスパルスに加入。正守護神としての活躍を期待される中、開幕節のFC東京戦でゴールマウスを守ったが、中断明け以降は負傷離脱を強いられたこともありYBCルヴァンカップ・グループステージ1試合での先発出場にとどまると、リーグ戦では一度もピッチに立つことがなく、わずか1シーズンでの退団していた。
同選手はその後、しばらくフリーの身となっていたが、今年3月にブラジル国内クラブであるコンコルディアACへ加入。しかし、サンタカタリナ州選手権を4月下旬に終えた後に退団して再び無所属の状態となっていた。
その中、CAペニャロールの会長は21日の記者会見において、ネトの獲得を明言。シーズン途中での獲得を決めた理由として、新型コロナウイルス陽性や負傷による離脱など不測の事態に備える意図があったことをあげている。また、ネトについては多くの経験を積んでいて、パーソナリティを兼ね備えたゴールキーパーであると評価している。
ネトは23日にも現地入りしてメディカルチェックを受ける予定。問題がなければ、サインを交わすことになりそうだ。なお、CAペニャロールは1900年以降のリーグ戦で50回タイトルを獲得した強豪であるが、今季はリーグ戦6試合を終えて2勝4分、勝ち点10の7位とやや出遅れている。
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