明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに所属するブラジル人FWエヴェラウドに、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のコリンチャンスが関心を寄せているようだ。15日、アメリカメディア『ESPN』が報じている。
現在29歳のエヴェラウドは、昨年1月にリーガMX(メキシコ1部)のケレタロから鹿島アントラーズへ完全移籍により加入。昨季はJ1リーグ33試合に出場し18ゴールをあげると、Jリーグベストイレブンにも選出。カルロス・ザーゴ前監督から不動のストライカーとして確かな信頼を得ていた。相馬直樹監督の就任以降は新型コロナウイルス陽性の影響もあり、途中出場したJ1リーグ第17節・川崎フロンターレ戦以外のリーグ戦ではピッチに立っていない。
一方、コリンチャンスは昨季のリーグ戦を12位で終えると、今季も3試合を終えて1勝1分1敗としている。また、昨季終了後には複数選手の放出により200万レアル(約4300万円)をねん出。今夏のマーケット期間ではストライカーの補強を行う方針を固めているとのことだ。
コリンチャンスは獲得候補として、アトレチコ・ミネイロに所属するFWレナト・カイザーと鹿島アントラーズのエヴェラウドをリストアップしている模様。カイザーは昨季、リーグ戦で29試合に先発出場して11ゴールをマーク。今季は開幕節・アメリカMG戦で先発メンバーに名を連ねたものの、その後の2試合では後半途中からの出場となっている。
一方、エヴェラウドは昨季終了後に中国移籍の噂が飛び交った中、鹿島アントラーズと新契約を締結。契約期間は2022年1月までとなっているほか、同選手の代理人が500万ドル(約5億4000万円)の契約解除条項が盛り込まれていることを明言していた。
なお、先日にはECバイーアもエヴェラウド獲得に興味を示していたが、代理人が鹿島アントラーズ残留が基本線であることを強調している。
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