パリ・サンジェルマン(PSG)はインテルのモロッコ代表DFアクラフ・ハキミと個人合意に至っているが、インテルは移籍金の引き上げを引き続き要求しているようだ。7日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
ハキミはインテルとの契約期間を2025年6月まで残している。しかし、インテルは新型コロナウイルス感染拡大の影響により財政面で問題を抱えており、今夏のマーケットで同選手をはじめ複数の主力選手放出の方針を固めている。また、先週にはハキミとPSG首脳陣が5年契約を結ぶことで合意に至ったとフランスメディア『フットメルカート』が報じていた。
PSGはインテルとの交渉において、移籍金6000万ユーロ(約80億円)での決着を狙っているが、インテルは8000万ユーロ(約106億円)を求める構えを崩していない模様。インテルは昨夏にハキミを獲得した際、レアル・マドリードに対して4500万ユーロ(約60億円)を支払っていることもあり、より高額な売却益を望んでいるようだ。
くわえて、ハキミにはチェルシーやバイエルン・ミュンヘンも関心を寄せているものとみられ、今後の展開次第では争奪戦に発展するという見方が広まっている。
なお、現在22歳のハキミは2017年夏にレアル・マドリードでトップチーム昇格を果たした後、翌2018年夏から2シーズンにわたりボルシア・ドルトムントにレンタルの身で在籍。そして昨夏にインテルへ完全移籍により加わると、今季はここまで公式戦34試合に先発出場し7ゴール11アシストをあげるなど、セリエA優勝に大きく貢献していた。
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