ナポリはジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の退任を公式発表しているが、後任として現在プリメイラリーガ(ポルトガル1部)のポルトを率いるセルジオ・コンセイソンを招へいする可能性が高まっているようだ。24日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』など複数メディアが報じている。
ガットゥーゾは2019年12月にカルロ・アンチェロッティの後任としてナポリの指揮官に就任すると、昨季はコッパ・イタリアのタイトルを獲得。しかし、今年1月下旬からおよそ1カ月間にわたってリーグ戦での黒星やコッパ・イタリア敗退などにより進退問題が浮上。ガットゥーゾ監督はクラブ首脳陣が後任人事の選定を行っていることに対して不快感を示していた。
ナポリはセリエA最終節のエラス・ベローナ戦でドローに終わり、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃している。そして試合後には、ガットゥーゾ監督が契約満了により退任することを公式発表している。
その中、『コリエレ・デッロ・スポルト』はナポリがコンセイソン招へいに向かっていると報道。ポルトを率いるコンセイソンは今季のプリメイラリーガでチームを2位に導いたほか、UEFAチャンピオンズリーグではユベントスを下してベスト8入りを果たしていた。また、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は両者が2年契約を結ぶことで合意に達したと伝えている。
なお、ガットゥーゾ監督の後任候補には、かつてユベントスやミランでタイトルを獲得した経験を持つマッシミリアーノ・アッレグリ氏や、インテルやローマを率いていたルチアーノ・スパレッティ氏の名前が挙がっていた。ナポリ首脳陣の今後の動きに注目が集まる。
コメントランキング