ラ・リーガ レアル・マドリード

リーグ優勝逃したレアル、ジダンは監督退任の噂に「数日後に話し合う」

ジネディーヌ・ジダン監督 写真提供: Gettyimages

 レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は22日に行われたラ・リーガ最終節・ビジャレアル戦後のメディアインタビューで、自身の去就について言及した。スペイン紙『マルカ』が報じている。

 ジダンはUEFAチャンピオンズリーグ3連覇を果たした2017/18シーズン終了後にレアル・マドリード指揮官を退任。しかし、2018/19シーズン途中に再びレアル・マドリード監督に就くと、昨季はラ・リーガを制覇。今季はリーグ戦で最終節のみを残した時点で首位アトレティコ・マドリードから2ポイント差の2位となっているが、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)では3回戦で敗退。UEFAチャンピオンズリーグでも決勝進出を逃している。

 ジダン監督はレアル・マドリードとの現行契約を2022年6月まで残す中、先週末に選手やクラブスタッフに今季限りでクラブを離れる意向を伝えたと報じられていた。しかし、本人は16日に行われたラ・リーガ第37節・アスレティック・ビルバオ戦後のメディアインタビューで退任の噂を否定している。

 その中、レアル・マドリードは最終節・ビジャレアル戦で勝利したものの、首位のアトレティコ・マドリードも勝利したため、リーグタイトルを獲得できずに今シーズンを終えた。また、試合後にジダン監督は「我々は落ち着かないといけない。(自身の去就については)数日後に話し合うだろう。どのようになるのかしばらく様子を見よう。僕だけではなく、クラブを取り巻くすべての物事が来シーズンに向かっている」とコメントを残した。

 なお、ジダン監督の後任候補としては、ユベントスでセリエAやコッパ・イタリアなど多くのタイトルを手に入れた実績を持つアッレグリ氏をリストアップしている模様。また、現在レアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)で指導者としての経験を重ねているラウール・ゴンサレス氏の内部昇格の可能性もあるようだ。